2014-07-19

日記

 起きたら昼だった。定食屋で昼を食べて、家にこもって勉強する振りをしていた。文脈自由文法のpumping lemmaとOgden's lemmaの把握だけで一日が終わった。久々に将棋をしたり、好きな音楽を聞いたり。アニメを見たりテレビを見たり。のんびりリラックスしたかな。明日はもう少しがんばろうね。

断片

 最初の出力と最後の出力が一致すれば、繰り返しを構成できる。そう思いついて、小説の最初の文章と最後の文章を同じにした。これでループする。物語の中身は変わらない。2周目だから主人公の記憶が変わってるとか、3周目になるとヒロインの反応が違うものになるとか、そんなことはない。物語は常にすべて同じ文章によって作られる。読んだ人が想像するものは変わるかもしれない。でも物語は一切変わらない。終了条件は、本を閉じて物語を止めてしまうことだ。
 読んだ人はみな怖がった。多くの人は面白がって試しに二度読んでくれる。登場人物の言葉の重みが変わってくる。より鮮明に情景が浮かぶ。すでに結末を、結末がないことを知っているから、余計に悲しさや虚しさを感じる。そして二巡目を終える。結びの文を読んで、すべての始まりの文章を思い出して、また物語が始まりそうになる。その衝動をなんとか堪えて本を閉じる。ぱったりと世界が止まる。ああこれで終わればどんなに良いだろうかと感じる。後味の悪さが、そしてまたページを開けばすべて繰り返してしまうという言い知れぬ恐ろしさが、本を棚の隅に追いやった。
 あまり良いものを書いたわけではないのだな、とわかった。始まりから終わりへの非対称性がもっとも美しいものなのかもしれない。人の生と同じように、物語も不可逆的でなければならない。

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