2015-12-04

日記

 朝から研究室でミーティング。無事に起きてパンを食べてから行った。ここ2週間くらい?花粉症的な症状が辛くて、ためしに薬を飲んだら見事に眠くなって寝てた。昼はグリーンカレー弁当を食べた。午後の輪読会に出て、早めに終わってやることないなあと街を散歩して、17時くらいに帰ってきて夕飯を食べて18時半くらいに寝た。21時半くらいに目が覚めて、日記買いたりメールの処理をしたりして、適当に本を読んで、また寝た。

 最近のSNS的インターネットについて考えることは多い。それは人の言動というものを文章表現だけで見ることに端を発していると思うのだけど、やっぱりどうしても露悪的になるというか、極性の強いものが表れやすくなる(肯定的な評価も否定的な評価も)性質を免れることができない。2chTwitterを見ていると感覚が鈍ってくるけど、特に短文で単文で気軽に投稿できる場合には表出されるものもシンプルで似通ったものになるし、だいたいみんな同じようなことしか言わなくなる(見た量が多いので抽象化が働いてしまっているだけということもあるし、ほとんどそれが理由な気もするけど)。少なくとも、議論に広がりがあるとか見ていて面白いとか何かこう本質的な問題を喚起するとか(表現が難しい)いうことはあまり多くなくて、一発芸的な画像や大喜利や炎上ネタばかり目にする。それが面白くないとは言わないが、消費する側の刺激のされ方というのは極めて限られたパターンで、刹那的な射幸感を味わって終わりだ。
 比喩的に言えば、私たちはインターネットにおいてネットワークを構成するひとつのノードであって、何かを受信して発信するような単位としてふるまう。とくにアカウントを持つようなサービスでは他のノードとのリンクを持っていて、何らかの情報を共有や引用によって伝播する。そこで「人間的に共感を生みやすい情報」が伝播されやすい傾向にあるのはもちろんなのだけど、重要なのは「刺激の強い情報」がやってきてその情報に言及として反応し、それがまた伝播を生んでしまうということだと思っている。刺激というのはいろんなものを指す。大喜利的に面白い発言や画像、かわいい・性的な画像、単純で強い主張など。「いいね」や「Like」も同じで、言及のように明示的ではないものの高頻度で他のノードに伝播される(おそらくこっちの影響のほうが強い気がするけど、それはサービスがどれくらいそのシグナルを他者に見えやすくしているかという設計の問題か)。
 うまく書けている気がしない。「刺激の強い情報」というのが厄介で、人はその情報の真偽や信頼度などをあまり検討していないように見える。「このような面白いことがあった」という実生活にまつわるネタが発信者の創作であるかどうかはおそらく考慮しないだろうし、まとめ的に収集された情報が程度はあれ何らかのフィルターを通して提示されている事実をあまり問題視はしないだろう。最近顕著だと思ったのは、たとえば明らかに間違っている情報について「それは違うだろ」と意見を述べることに終止して、元の情報の発信者が意図的にその間違いを表明している可能性を考慮していない(もちろん発信者が本心で言っている可能性はある)現象だろうか。つまるところ、かなり極端な言い方をすれば、受信者はこれらの刺激の強い情報に反応を強制されているように見える。情報源についての検討がなく、しかも同じような反応しかしない。刹那的に面白い情報にばかり触れているとだんだん感覚が麻痺してきて穿った見方をしなくなる。この状態が持続・増長して政治的・国民的な色が付くとかなり危ないと思う。意見に多様性がないというのは、それだけで恐ろしい。
 情報環境への危機感・忌避感みたいなものは原初から指摘されていると思うし、個人的な感情の持ち方として我慢ができるかどうかというのは個々人の経験や性格や性質の問題だと思うので、一方的に「だんだん悪くなってる」と言い放つのも難しい。最初から悪かったのかもしれないし、向こうはそこまで変わっていないのに私が長く浸かりすぎて勝手に嫌気がさしているだけかもしれない。ただ私はだんだん疲れてきたなみたいなことを思っている。刺激の強い情報は視界に入るだけでこちらの反応を喚起しようと作用してくる。その反応を抑えようとするのは疲れる。見ているサービスではアプリケーション側でかなりフィルターを入れている(スレタイやレスに対する単語NG、フォロー外の個人やRTのミュート、いいね非表示など)けど、それでも上手くいかないというか、任意の部分に勝手に何かを見出してあーだこーだ考えてしまう。うーん、でも結局は私の情報処理の問題なのではないかと思わなくもないので、まだ少し放置する。
 この記事を書き終わってぼーっとTwitterのタイムライン見て思ったけど、広告を見るのも疲れるよね。もとから人の興味を惹きつけようと設計されてるので、変な気持ちになる。

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